有限会社プロヴァンスガーデンメイク&デザイン
ガーデンメイク&デザイン有限会社プロヴァンス
Blog
植木職人の視点から、庭木のお手入れや庭づくりのコツ、現場で見てきた事例や業界情報をお届けします。
庭でよく見受けられるスギナやドクダミは、山菜替わりや健康茶として活用される反面、必要のない人にとっては何度抜いてもしつこく生えてくる厄介者です。その原因は彼達の地中深く伸びた「地下茎」にあります。葉や茎を手でむしっても地下茎が途中でちぎれてしまい、残った根から再び芽を出して増殖します。 これらを根絶するには、地上部分の葉から成分を吸収させ、地下茎まで枯らす「吸収移行型」の茎葉処理用除草剤を使用するのが最も効果的です。除草剤の種類として既に希釈済みでそのまま散布可能なものもありますが割高なので、お勧めは「ラウンドアップ」やジェネリック品で安価な「サンフーロン」の500mℓ入りの原液タイプです。ご自分で所定の倍率に希釈する必要がありますが、お財布には優しいです。希釈倍率は強健なスギナやドクダミですと25倍から50倍が適正倍率です。その際に展着剤を数滴混ぜれば効果が大幅に向上しますので是非ご利用ください。ちなみに、ホームセンターでよく売られている粒状の「ネコソギエース」などの土壌処理用の除草剤は、あくまで除草した後の発芽抑制のための予防用です。ドクダミやスギナなどに地下茎を持つ雑草にはほぼ効果はありません。 最後に茎葉処理剤散布の際の注意点をいくつか列挙させていただきます。 ① 晴れた日(散布後数時間は雨が降らない日)の午前中に実施する。 散布直後に雨が降ると効果が激減します。光合成が活発な午前中に撒くと、よりスピーディに成分が吸収されます。 ② 葉や茎が生えたままの状態で散布する 。 茎葉処理用除草剤は葉から成分を取り込んで根に送る仕組みの為、草刈りをして葉をなくしてしまうと効果がゼロになります。 ③ 散布後は完全に枯れるまで約2~3週間放置する。 除草剤の成分が根まで十分に浸透するには20日間ほどかかります。散布後1週間ほどで葉が黄色くなってきますが、この段階で刈り取ってしまうと地下茎が生きたまま残ってしまいます。 ④ 大切な植物の近くは「刷毛塗り」で対処する。 花壇や家庭菜園の近くに生えたドクダミは、液剤を筆や刷毛につけ、葉の表面に直接塗ってやると周囲の植物も枯らさずに退治できます。
庭や植木鉢にどんな木や草花を植えようと考えるのはとても楽しいことです。子供の頃の思い出の木や昔からあこがれていた草花を絶対に植えようという希望から始まって、「あれがいい」、「これがいい」と家族全員の夢が無限に広がります。しかし、好きな木や花だけを選んで植えたとしても、決して素敵な庭になるとは限りません。例えば、庭に色んな花木を何本も植えたとしても、それらの開花の時期が同じ季節(庭木の多くは春に開花して、1~2週間ほどで花を終える)に集中してしまうと、咲いている間はそれこそ百花繚乱で見事は風景を生みますが、一斉に咲き終わった後に生まれる風景の寂しさといったら‥‥。しかもその落差が大ききれば大きいほど、花のない季節がとても単調で地味になってしまいます。 庭木や草花の良さ(長所)は季節を鮮明に映し出すことに他なりません 。自らを花で美しく飾る姿はとても魅力的です。つまり、 「庭を楽しむ」 という事は、言い換えれば 「季節を楽しみ、同時に花を楽しむ」 という事だと思います。かといって、一年を通じて間断なく花だけで庭を演出し続けることは不可能なので、「春の新芽」、「秋の紅葉」、「実がなる喜び」も一緒に愛でて、庭の楽しみを無限に広げてやる必要があります。それには庭木や草花の選出において、一年(四季)という暦の中でそれぞれの花や紅葉の美しい時期をバランスよく並べてやる事がとても大切になります。そういう演出の仕組みを 「花暦」 といいます 。 ずっと長い間 、 花に囲まれた至福の時間を過ごしていくために、ご自宅の庭の「MY花暦」を作りませんか? ★ 花暦を活用した庭木や草花の選び方 ・開花時期をずらす・ ・・・春・夏・秋・冬でそれぞれ主役になる花を配置する ・高低差と種類を組み合わせる ・・・・まず高木(メインツリー)を骨格にし中木(サブツリー)を何本か加えてから、足元に低木(スモールツリー)や草花を配置する ・環境(日当たり、水はけ)を考慮する ・・・・西日や日陰など、庭の環境に合った性質の植物を選択する ★ 季節ごとのおすすめの組み合わせ(関東地区モデル例) ・春‥‥ 庭全体が明るくなる、四季の中で一番華やかな季節 メインツリー ‥・ハナミズキ(白) サブツリー ‥・カラタネオガタマ(淡黄) スモールツリー ・・・カルミア(ピンク) 草花 ‥‥ラベンダー(紫) ・ 夏 ‥‥暑さや湿気で植物がダメージを受けやすい季節 メインツリー ‥・サルスベリ(レッド) サブツリー ‥・ムクゲ(各色) スモールツリー ・・・クチナシ(白) 草花 ‥‥アガパンサス(ブルー) ・秋‥‥ だんだんと涼しくなり、実がついたり紅葉が始まる季節 メインツリー ‥・キンモクセイ(黄) サブツリー ‥・ミカン類(実) スモールツリー ・・・ニシキギ(紅葉) 草花 ‥‥シュカイドウ(ピンク) ・冬‥‥ 咲く花も少なく、寒いので人々は室内に関心が移る(庭に出なくなる)季節 メインツリー ‥・ウメ(白) サブツリー ‥・ロウバイ(黄) スモールツリー ・・・カンツバキ(赤紫) 草花 ‥‥クリスマスローズ(各色)
街中でよく見かける光景として、南向きで日がたっぷり当たるスペースなのに、天空が屋根や軒で完全にふさがれいているせいで、植栽が傷んだり完全に枯れてしまっている光景があります。これは日本家屋のおおきな特徴である深い庇(軒)が原因です。雨天時には濡れずに出入りできますし、日差しの強い夏には日陰を作ってくれる便利ものですが、植物にとっては最悪の環境をもたらします。 基本的に植物は日光が乏しく雨水や夜露の当たらない軒下ではうまく育ちません 。自然環境からかけ離れたこのような場所では、仮に人為的な水やりを続けたとしても、だんだんと弱ってきて最終的には枯れてしまうのです。 従って、軒下に植える庭木は「日陰に強い」と「乾燥に強い」の両方の性質を持つことが必要となります。 下記におすすめの丈夫な庭木をピックアップしました! 1、高木類・・・・アオダモ、ソヨゴ、ハイノキ、シマトネリコ ※ 基本的に高木類の植栽は難しい が、 庇の浅い軒下なら生育可能 です。 2,中低木類・・・・アオキ、カクレミノ、ヤツデ、ハイカンツバキ、ボックスウッド、ハマヒサカキ、ヒイラギナンテン、サルココッカ(超強健) 3,下草類・・・・アイビー類(特にヘデラ・カナリエンシス)、ヤブラン、ツワブキ、シダ類 4,観葉植物類・・・・シュロチク、カポック、ドラセナ、ゴムの木 ※ 2,3年屋外で栽培して、耐寒性のついた植物に限ります。 ★ 軒下に植える際の3つの重要ポイント 1, 水やりに注意(特に根が張るまで) 軒下は雨が当たらないため、地植えであっても雨任せにできません。 植え付けてから1~2年は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてください。また、雨が当たらないと、葉の裏 にハダニなどの害虫が付きやすくなりますので、時々葉の表裏に水をかけて洗い流す「葉水」を行うと予防になります。 2, 基礎からの距離を確保する 建物の壁や基礎のすぐ脇に植えると、根が張りづらく建物にも負担がかかります。壁から最低50cm以上は離れた場所に植えましょう。 3, 土壌改良を行う 軒下の土は新築工事の際の砂利や粘土が残っていて痩せていることが多いです。植え付け時に腐葉土や腐植質を混ぜ込んで水持ち・排水性を高めます。
2026年に向けた最新の庭木選びにおいて、「ローメンテナンス(手入れのしやすさ)」、「猛暑に耐える強靭性」、「狭小地を活かすモダンデザイン」の3点が最大の基準です。現代の庭づくりは、単なる視覚的な装飾を超え、住まいの環境性能を高める実用的なアプローチへと変化しています。業界の最新トレンドからこれからの庭づくりで押さえておきたい3つのトレンドとおすすめの樹種をご紹介します。 1. 忙しいご家庭に最適な「ローメンテナンス」樹種 共働き世帯の増加に伴い、成長が遅く、自然に樹形が整う手入れの手間が少ない樹種が圧倒的な支持を集めています。 ● ソヨゴ(常緑樹) :成長が非常に緩やかで形が崩れにくく、メンテナンスを最小限に抑えたい方に最適です。 ● ハイノキ(常緑樹) :成長が極めて遅く、落葉樹のような繊細な枝葉を持ちながら剪定の手間が少ない点が魅力です。 2. 猛暑に負けない「ドライガーデン」と強靭な植物 近年の記録的な猛暑により、乾燥や強い日差しに耐えうる植物の需要が急増しています。水やりを最小限に抑える「ドライガーデン」スタイルもトレンドです。 ● オリーブ :乾燥と強い日差しに非常に強く、コンクリートに囲まれた過酷な環境でも育つため、南欧風の洗練された印象を与えつつ猛暑対策にもなります。 ● アガベ・ユッカ :モダンな建築に調和する彫刻的な造形美を持ち、頻繁な水やりを必要としない持続可能な植栽として人気を集めています。 3. 狭小地でも映える「ジャパンディ」スタイル 都市部の限られたスペースでは、横への広がりを抑え、縦のラインを強調する樹種が選ばれています。和の静寂と北欧モダンを融合させた「ジャパンディ」スタイルによく馴染みます。 ● アオダモ(落葉樹) :現代の住宅景観を定義する最も人気の高い樹種です。株立ちの自然な樹形が、直線的な建築に柔らかさをプラスします。 ● イロハモミジ(落葉樹) :繊細な葉が涼しげな影を作り出し、人工的な質感の外壁の前に配置するだけで高級感と情緒をもたらします。 お得に庭づくりができる自治体の助成金制度 杉並区などの都市部では、地域の緑化を促進するための助成金制度が用意されています。 ● 道路に面した場所への植栽(接道部緑化)や、既存の大きな木を守る保護樹木制度などを活用することで、費用を抑えながら資産価値の高い庭づくりが可能です。 プロヴァンスが提案する確実な庭づくり トレンドの樹種がご自宅の環境やデザインに合うかどうか、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。 プロヴァンスでは、ご提案時に専用のデジタルシミュレーションソフトを活用しています。実際の建物と植物のバランス、成長後のイメージを事前に視覚的にご確認いただけるため、完成後のミスマッチを未然に防ぎます。 クイックお庭提案の詳細はこちら>>> クイックお庭提案 | Provence Garden お客様のライフスタイルと敷地条件に合わせた最適な庭づくりをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
シンボルツリーは庭の顔になります。購入前に、植え付け位置の日照時間、根の広がり方、剪定の手間を確認しておくと、長く愛着を持てる庭づくりにつながります。 チェック1:将来の樹高 10年後・20年後の高さをイメージし、建物や電線との距離を確保しましょう。 チェック2:根の性質 浅根性か深根性かで、近くの舗装や基礎への影響が変わります。 チェック3:手入れの頻度 シンボルツリーは剪定・施肥の手間もセットで考えるのが現実的です。
「剪定は秋にやるもの」「肥料をあげるほど元気になる」「切り口は乾かしたほうがいい」——庭木の管理には、長年信じられてきた「常識」がたくさんあります。 しかし現場で実際に手を動かしてみると、その常識の中には誤解や、木種・環境によって当てはまらないものも少なくありません。今回は、植木職人が現場で見てきた「よくある勘違い」を10個に絞って解説します。 1. 剪定は秋がベスト? 樹種や目的によって最適な時期は異なります。花を咲かせたい木、実をつけたい木、生垣として管理したい木では、剪定時期の考え方が変わります。 2. 肥料は多ければ多いほど良い? 過剰な施肥は根の焼けや徒長の原因になります。土の状態と樹種に合わせた量・時期が大切です。
Contact Us
お問い合わせ・お見積り
お電話でのお問い合わせ
受付時間 年中無休(AM8時~PM7時)
LINEでのお問い合わせ
メールでのお問い合わせ