雨が一切当たらない軒下のスペースでの植栽テクニック
街中でよく見かける光景として、南向きで日がたっぷり当たるスペースなのに、天空が屋根や軒で完全にふさがれいているせいで、植栽が傷んだり完全に枯れてしまっている光景があります。これは日本家屋のおおきな特徴である深い庇(軒)が原因です。雨天時には濡れずに出入りできますし、日差しの強い夏には日陰を作ってくれる便利ものですが、植物にとっては最悪の環境をもたらします。基本的に植物は日光が乏しく雨水や夜露の当たらない軒下ではうまく育ちません。自然環境からかけ離れたこのような場所では、仮に人為的な水やりを続けたとしても、だんだんと弱ってきて最終的には枯れてしまうのです。
従って、軒下に植える庭木は「日陰に強い」と「乾燥に強い」の両方の性質を持つことが必要となります。
下記におすすめの丈夫な庭木をピックアップしました!
1、高木類・・・・アオダモ、ソヨゴ、ハイノキ、シマトネリコ
※ 基本的に高木類の植栽は難しいが、庇の浅い軒下なら生育可能です。
2,中低木類・・・・アオキ、カクレミノ、ヤツデ、ハイカンツバキ、ボックスウッド、ハマヒサカキ、ヒイラギナンテン、サルココッカ(超強健)
3,下草類・・・・アイビー類(特にヘデラ・カナリエンシス)、ヤブラン、ツワブキ、シダ類
4,観葉植物類・・・・シュロチク、カポック、ドラセナ、ゴムの木
※ 2,3年屋外で栽培して、耐寒性のついた植物に限ります。
★ 軒下に植える際の3つの重要ポイント
1,水やりに注意(特に根が張るまで)
軒下は雨が当たらないため、地植えであっても雨任せにできません。 植え付けてから1~2年は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてください。また、雨が当たらないと、葉の裏 にハダニなどの害虫が付きやすくなりますので、時々葉の表裏に水をかけて洗い流す「葉水」を行うと予防になります。
2,基礎からの距離を確保する
建物の壁や基礎のすぐ脇に植えると、根が張りづらく建物にも負担がかかります。壁から最低50cm以上は離れた場所に植えましょう。
3,土壌改良を行う
軒下の土は新築工事の際の砂利や粘土が残っていて痩せていることが多いです。植え付け時に腐葉土や腐植質を混ぜ込んで水持ち・排水性を高めます。

